アディオス. T の さて、何処行こか?

自転車でゆっくりとツーリングを楽しんでいます。

24日アルスア(Arsua)~サンティアゴ(Santiago)40Km

昨日、パコはサンティアゴまで私と一緒に行きたかったらしいけど、彼は走る速度が遅くてペースが合わないのと 私は早く着きたいのでお断りしました。

朝食をたべて8:40に出発。


宿サンタマリアにて記念撮影

緑が目に沁みる登り坂

今日のカミノは狭く昨日降った雨でぬかる道になっていた

1時間ほど走ったらパコとカルロスが前方を走行していた。彼らは同じ宿で宿泊して早朝に出発したらしい。”また会う日までさようなら”と言って、私は彼らを追い越して先を急いだ。もう彼らに生涯会うことは無いと思った。

           パコとカルロスはここで別れたらしい


私はサンティアゴ12:30到着。大聖堂は荘厳で圧倒される。カトリック教徒のあこがれで、目指す最終的聖地、さすがです。 

このあとホスタル ギアダスでビールを一杯飲んでシャワーを浴び着替えてパスポート、クレデンシアレス(御朱印帳)をもってコンポステラのオフィスに行くと列が中庭を
通り越して外の道路まで続いていた。私は列の最後に並び50分位待ったらやっと5番目になった。そこにパコがおしっこをしに列を横切ったのだトイレは私のいる横にあったから。もう一生会うことは無いと思っていたのに!
おっユカタ(ユタカが正解)と言ったがトイレに急いで行ったのだその後出てきた。そのあと何食わぬ顔して並ばずにズルして私と一緒にカミノの証明書を簡単に手に入れたのは言うまでもない。お金がないのでマドリードまで帰れないらしい。ATMでキャシュカードが祭日で使えない?だって?そんなことあるのかな~

まーいいか 私のカードを使いATM引き出して100ユーロ渡した。今夜のバスで帰る事にしたらしい。私も明日のバスで帰るのでターミナルまで一緒に行くことにした。パコは重装備で自転車を押していたら

偶然に私の宿の前に出た。部屋に入れシャワーを浴びさせ着替えていい男に変身

バスターミナルで21:15の切符と自転車の輸送費込みで75ユーロ、残りのお金で軽いサンドイッチをおごってくれた、彼は元々はお前の金だけどねだって!そしてパコとサンティアゴの大聖堂に向かった。

内部 
ボタフメイロ(横になちゃた)

            サンティアゴが入っている石棺

この後、私は懺悔したかったので、すのこに ひざまずき沢山有る罪の中の1つの罪と、願いを打ち明けるために神父の前に。

神父さんが英語?フランス語?スペイン語?どれにしますと聞くので いずれも分かんないので取りあえずスペイン語を選んだ。私の懺悔に5~6分説教を頂き最後に神父さんの右の手ひらに私の右手を乗せ両手で挟んで神の許しとご加護をと言ってくれた時は涙が出そうになった。

私の前に懺悔をした女子は泣いていて神父さんからティシュを貰っていた。


スッキリしたパコと一緒に記念撮影。パコは今日の夜帰るが明日私の到着時間に Madridのバスターミナルで待っていて そして車で私をマハダオンダまで送ると言ってくれた。最後に一言 「ユカタ(間違ている)お前はいい奴だ」。パコと別れて時間つぶしてたら日本とコロンビアの国旗がかかった店が有ったので入った。ワールドカップ
始まる寸前ビールを飲みながらテレビ観戦。店を出て他の居酒屋で魚介類を食べたが高くて、のろくて そんなにも美味くない この地方は海産物は世界的に有名。
よっぽどマハダオンダの居酒屋の方が旨いです。